WIXの解説

ドメインへの道

WIXのサービスや料金を徹底レビュー:2021/9/5更新

WIXは誰でもかんたんにホームページが作れるということで、人気になっているサービスです。HTMLを理解していなくても、誰でもホームページを作ることができます。 おしゃれなテンプレートが沢山用意されているので、テンプレートを選ぶだけである程度のものが出来上がってしまうのも魅力です。

WIX以外にもいくつか同様のサービスがありますが、最もシェアを持つのがWIXで、常にサービスが改善されていては年々使いやすくなっています。 企業広告が入る無料プランがあり、無料でホームぺージを作れることが特徴と言えます。

当ページでは、WIXで実際にホームぺージを作ってみたレビューや、料金について。そしてメリットとデメリット面も含めて解説をしています。

1.無料でかんたんに作れるWIXの凄さ

誰でも、かんたんに作れるということで1日~2日かけて実際に作ってみたのがこちら(「美容室WIX」)。 スマホ表示はかなりズレて表示されていますが、PCで見ると少なくともそれなりの出来に見えます。

ただし、これは2016年頃に作ったサイトになります。2021年では更に機能がアップグレードしています。

美容院のホームページ

まず、使ってみての感想ですが、本当にかんたんに作れてしまったというのが率直な意見です。

私の場合、10年以上ホームページ制作に携わっていますので、慣れているというのもありますが、 それにしても思ったより簡単にセミプロレベルに近いものができます。 HTMLが難しくてホームページ作成に挫折していた方にとっては、とても素晴らしいサービスになっています。

ちなみに2日で作ったサイトは、テンプレートを選んでから、 有料の素材サイトで探した海外女性モデルのイメージを配置して作っています。

2通りの方法でホームぺージが作れる

2021年の今では、美容室サイトを作った当時より遥かにサービス内容がグレードアップしています。

まず、Web制作面で言えば、まず「Wix ADI」が実装されました。 これは、簡単な質問に答えるだけでAIが自動的に最適なホームぺージを 作成してくれるサービスになります。その後、カスタマイズも出来ます。

そして今まで通りにWebテーマ(テンプレート)から作ることも可能になっています。

wixのAIによるホームぺージ制作 WixAdi

さらに、導入できる関連アプリも大幅に増えています。アプリをインストールするだけで様々な高度なサービスを導入できるようになっています。 (下の画面はWixAdiでの作成画面)

wix アプリ導入

好きなデザイン、好きなページを選んで配置できます(WixAdi)

wixのAIによるホームぺージ制作 WixAdi

wixのAIによるホームぺージ制作 WixAdi

このように、WixAdiでは質問に回答するだけで、ある程度できあがったホームぺージが作れます。

アプリを追加することで、コミュニティのフォーラムページを作ったり、チャットボットを配置することも出来ます。

2016年当時は、普通のコーポレートサイトや店舗の紹介用サイトを作れるだけのサービスのイメージでしたが、 その後の大幅なサービス改善により、Web制作会社とIT開発の会社が合わさって作ったような、 規模感のあるホームぺージも作れるようにまでなっています。

2.WIXのここがすごい!

デザイン性に富んだテンプレート(900種類のテーマ)

WIXの最大の特徴は「誰でも簡単にホームページが作成できる」ことで、デザイン性に富んだテーマがたくさん用意されています。 検索をしてみると、たくさんのテンプレートが出てきて、数900種類のテンプレートが用意されています。

テンプレートのデザインも、かなりハイクオリティなものが増えました。 美容院や飲食店などお店で運営するホームーページや、 会社のコーポレートサイトとしても十分すぎるほどの、凝ったデザインのテンプレートがあります。

WIX内で既に用意されている画像も多くあり、素材サイトの画像と組み合わせれば、より魅力的なホームページを作ることができます。


WIXのエディター画面

wixのテンプレート

(2)操作性について

WIXではドラッグ&ドロップだけでホームぺージが簡単に作れるように出来ています。画像の大きさを変えるのはマウス操作だけで出来ますし、 アニメーション効果としてスライドを入れたり、 フレーム処理をして枠を作ったりなんてこともボタン1つでしてくれます。

アニメーションやフレームの種類が多いのも魅力で、選んでボタンでクリックしておしまいです。

文字の入力にしても大きさ、書体、そしてドロップシャドウなどのデザインパターンがいくつも用意されていて、 とてもカンタンです。ボタン1つです。

この作業をHTML、CSS、フォトショップなんかを駆使して作るとなると本当に大変というか、 1か月ぐらいかかりそうなサイトを、ボタン1つの処理で出来てしまったのには驚きました。

しかも知識はそこまでいらないので、誰でも作ることができます。

しかし、機能のアップグレードに伴って操作も難しくなっている

その一方で、最近では機能の改善が逆に操作を難しくしている感想を持っています。

2016年当時は、初めての操作でもなんとなくの操作で作れていましたが、2021年では出来ることが増えた分、 WIX自体のカスタマイズ方法を知らないと、様々な変更が簡単に出来なくなっています。

WIXを覚える学習コストはかなり増えています。そのため、簡単にホームぺージが作れるサービスでありながら、 ある程度、学習コストをかけないと操作がわからず、作ることが出来ない。という矛盾をはらんでいます。

ある一定の水準以上のサイトを作りたい場合、ある程度のITリテラシーが求められると思います。


wixのエディター画面

wixのエディター

(3)自分でコーディングして編集することも出来るように

また、WIXでは開発者向けサービスとして、Webアプリケーションやデータベースと連携をした ホームぺージ制作もできるようになっています。またHTMLも自由にいじることが出来ます。

これにより「WIXで作るホームぺージをもっと良くしたい」という方は、自分自身で制作していくことが出来るようになっています。


開発者モードでソースにも触れる

wixの開発者モード

3.WIXのここが気になる!

SEO対策が難しい

WIXは基本的にデザイン性がある会社やお店用のサイトを作るのに適しています。 一方で、沢山のページを作って文章によるコンテンツでSEOをかけるには向いていません。

内容のある記事をたくさん作ってSEO対策をしたい場合は、ワードプレスの方が向いています。

自動でコーディングしてくれる分、WIXで作られたサイトのソースを読むとJavascriptやCssで埋め尽くされています。 カスタマイズすることによりSEOも考慮した作りにすることは出来るかもしれませんが、 それであれば最初からワードプレスで作ってしまった方が労力がかからないでしょう。

実際、Googleなどの検索で1ページ目に表示されるサイトは、現時点ではワードプレスで作られたサイトが多く、WIXのサイトはほぼ出てきません。

PR動画を作成できるビデオメーカー、ボタン操作だけで作れるスライダー、LINEのようなメッセージ機能など、 これらを簡易的に設置することが出来るので、ワードプレスでは構築しずらいデザイン性のあるページを作れます。

ただし、集客面についてはSEOの部分はあきらめて、リスティング広告やソーシャルをベースにしてアクセスを集める形になるのではないかと思います。

4.WIXの料金について

WIXは基本的に無料で作ることが出来ますが、より作り込みたい方に向けて様々なプランが用意されています。

料金体系は少し複雑で、一般向けの「ホームぺージプラン(4種類)」と、決済が出来る「ビジネス&Eコマースプラン(3種類)」があります。

さらにプランとは別に、ツールのアップグレードのサービスに対しても、3種類の料金体系があります。

では、各プランの料金について紹介します。

ホームぺージプラン

企業ホームぺージやお店のホームぺージなど、一般向けサイトを作るならこちらになります。

無料 ドメインプラン ベーシック アドバンス VIP
0円 750円
年間割500円
1,300円
年間割900円
1,912円
年間割1,500円
3,300円
年間割2,659円
広告表示あり 広告表示あり
独自ドメイン:× 独自ドメイン:〇 独自ドメイン:〇 独自ドメイン:〇 独自ドメイン:〇
500MB 500MB 3GB 10GB 35GB
動画30分
アップ可
動画1時間
アップ可
動画5時間
アップ可

ビジネス&Eコマースプラン

ホームぺージで決済や予約をできるようにしたい。ECサイトのようなサイト制作ならこちらのプランになります。

ビジネス ビジネスプラス ビジネスVIP
2,200円
年間割1,800円
3,200円
年間割2,700円
4,400円
年間割3,800円
20GB 35GB 50GBGB
オンライン決済 オンライン決済 オンライン決済
動画5時間アップ可 動画10時間アップ可 無制限アップ可
サービス予約 サービス予約 サービス予約
会員制&チケット制サービス 会員制&チケット制サービス 会員制&チケット制サービス

ビジネスツールのアップグレード

無料プランでも幾つかの機能は利用できます。動画やインスタグラムなどに投稿をしたい場合や、各種制限を外したい場合には、 こちらの有料プランを検討しましょう。

無料 ベーシック スペシャル 無制限
無料 1,300円
年間割1,017円
3,000円
年間割2,442円
6,000円
年間割4,984円
メルマガ3回迄 メルマガ5回迄 メルマガ20回迄 無制限
フォーム5個(制限あり) フォーム10個 フォーム20個 無制限
チャットボックス追加(広告あり) チャットボックス追加 チャットボックス追加 チャットボックス追加
動画作成3本 動画作成5本 動画作成10本 動画作成15本

その他料金(メール・独自ドメイン)

WIXを利用したい場合に注意しておきたい点がメールの料金になります。 この辺りの料金や情報を調べてみても、分かりづらくなっていて正確な情報が出てきません。

メールアカウント(独自ドメイン)

メールアドレスの作成・管理や料金については、少し不透明で、管理や料金体系について調べらることが出来ませんでした。

ある問合せページでは「Gsuiteからアカウント作成し追加してください」 と書いてありますが、別の問合せページでは「WIXで複数アカウント作成が可能」と記載されています。

もし独自ドメインのメールアドレス作成において 「Gsuite」と連携する場合は、1ユーザーごとに月額680円の料金となります。 社員用アドレスを1つ追加する場合は、その都度1ユーザー追加となります。

独自ドメインの料金
独自ドメイン(.com) メールアカウント WHOIS情報登録
1年契約:1,800円
2年契約:3,300円
3年契約:4,600円
年額10ドル

独自ドメインについては、WIXで購入が可能になっています。 「.com」料金の場合、1年間で1,800円となります。 2年間まとめてだと年間1650円で合計3,300円でした。

次の画像のように、他社で登録している独自ドメインをWIXに設定することも出来ます。 WIXのドメイン料金はすこし料金が高いため「お名前.com」や 「ムームードメイン」でドメイン登録してWIXに設定してもいいと思います (参照:お名前.comの解説

Whois代理登録

WIXでドメイン登録した場合、Whois代理登録は有料となります。 これもホームぺージでは料金を調べることが出来ませんでしたが、2016年前後に自分がドメイン登録していた時は、年間1,080円ぐらいだったと思います。

マルチドメイン&バックアップ

WIXではマルチドメインとして1プラン(有料プラン)ごとに6個まで他社ドメインを追加することが出来ます。 もしWIXでドメイン登録をしている場合はマルチドメインは無制限となります。

マルチドメイン バックアップ
・1プラン6個迄(無料プランは除く)
・WIX内でドメイン登録の場合は無制限
複製可能

5.メリット&デメリット

メリット(世界的なシェアを持つ高機能なサービス)

ドラック&ドロップによる操作でホームぺージが作れる。連携アプリが多くあらゆることがアプリインストールだけで実装できる。 無料プランがあり無料で作れる。テンプレートの種類も多い。

など、様々なメリットがあります。サイトビルダーとしては最も充実した機能となっていて、 そのため世界のサイトビルダー業界で最もシェアを持つサービスになっています。

デメリット(海外企業ゆえのサポート面の不安)

イスラエル企業が運営しています。日本法人もありますが、サポートについては充分なサポートは期待できません。

マニュアルに載っていない、検索しても情報が出てこない場合は、英語で自動翻訳機能を使いながら調べた方が良い場合もあります。

日本企業にも、コールセンターが繋がらない、番号を押していく内に自動音声の対応になってしまった。といった会社がありますが、 それに近いサポートだと思った方が、現時点では合っているでしょう。

6.まとめ

結論として、WIXのサイト作成ツールとしての性能は破壊的なもので、 本当に経験0の初心者の方でもセミプロレベルに近いデザインのサイトが作れます。

WIXが高機能化した分、学習コストがかかると説明していますが、それでもアプリやテンプレートを使うにはWIXの操作方法を覚えるだけなので、 本来、自分でHTMLやJAVAなどで開発を行う労力と比べてたら雲泥の差があります。

もし、規模感のあるサイトでサイトビルダーのサービスを検討しているのであれば、WIXで良いと思います。

「10ページ程のコーポレートサイト」「店舗用サイト」「ランディングぺージ」を作りたいという場合は、 「グーペ」「ペライチ」などの競合他社のサービスも合わせて検討した方が良いと思います。

私が考えるWIXの利用に適しているのは次のような方です。

WIXが向いている人

  1. 規模感のあるホームぺージを作りたい人
  2. コーポレートサイトや店舗用サイトにプラスアルファの機能を追加したい方
  3. 英語も含めて自分で調べることが出来る人

WIXが向いていない人

  1. サイトビルダーなんだからホームぺージは簡単に作りたいという方
  2. ある一定水準のサポートを求めたい方
  3. コーポレートサイトや店舗サイトに必要以上の実装はいらないと考えている方

競合サービス

サイトビルダーのサービスはWIX以外にもたくさんあります。 海外企業が運営する「GoDaddy」や「squareSpace」など、まだ日本対応していない、 又は対応はしているが自動翻訳ぐらいで、その他のサポートが期待できない所も多いため、こちらは割愛します。

現時点で、競合サービスとして紹介したい会社は日本企業が運営する「グーペ」「ペライチ」、 そして海外企業でも比較的、日本化している「Weebly」などが良いでしょう。

サービス名 テーマ数 特徴
グーペ 40種類 GMOペパポ運営。企業と店舗に特化したサイトビルダー。月額1,200円から
ペライチ 400種類 株式会社ペライチ運営。フリープランと3種類の有償プランあり。登録者30万人以上。サポートが厚く400名を超えるペライチサポーター制度あり
Weebly 海外企業square運営。フリープランあり。登録者数百万人。連携アプリ200種類。

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