レンタルサーバーの容量はどれくらいあればいい?標準は?選ぶ基準を教えます。
記事編集日:2021年12月30日
「レンタルサーバーって言っても容量がどれくらいあればいいのか、さっぱりわからない」
「そこまで込み入ったホームページを作るつもりはないんだけど、多くの人が借りてるプランの標準が知りたい・・・」
そこで、ワードプレスやホームページを作るときのために「容量」の標準について説明したいと思います。
その1.容量はずばり50GB(ギガバイト)もあれば十分
ワードプレスやホームページを作る場合、9割方の人は容量を気にする必要はありません。自分のワードプレスを作る場合、おそらくみなさん50GBもあれば、消費するだけでも大変だと思います。
そのため容量は「50GB」あれば十分な量だと言えます。
仮にワードプレス制作で「数年間、画像が数枚はいってる記事を毎日作る」人がいたとしても、容量が50GBもあれば、容量をつかい切るのに5年から10年か、それを超える期間がかかります。
企業が運営するメディアサイトで「1日に5個~10個は記事を載せる。画像もたくさん使う」ということでもなければ、50GBはまず消費できません。
それでいてレンタルサーバーで人気の価格帯となっている1,000円~1,500円の多くのプランでは、100GBほどの容量があるのが現状になります。
そのため、容量については「気にしないでも問題ないほどの大容量」が各プランで確保されていると言えます。
容量50GBあれば「スマホ画像1万枚」を載せられる
画像を載せるといってもスマホの画像と、クオリティの良いデジタルカメラの画像とでは、それなりに画像1枚あたりのデータ容量が異なります。また、素材サイトから画像を持ってくる場合もそれなりに違うでしょう。それぞれ、何枚ぐらい載せられるか調べてみました。
まず、スマホ画像を載せる場合で考えてみたいと思います。スマホから画像を載せる場合。1つの画像データで容量は約3MBぐらいになると言われています。この場合、スマホ画像が3,000枚で10GBとなります。そのため、スマホ画像を15,000枚を載せると容量が50GBほどになります。
デジタルカメラ用で撮影した1,670万画素(約4,900ピクセル)の画像を載せたとしても、データ容量は10MBないぐらいになります。この場合、約5,000枚ほどの画像を載せることが出来ます。
同様に、素材サイトからデータを落としてきたとしても、ほとんどの画像のデータは容量が10MBありません。有料で購入した4,000ピクセルもある画像をいくつか確認しましたが、ほとんどの画像が3MB~5MBに収まる容量でした。こちらも10,000枚は載せられることになります。
ここで説明している素材サイトの4,000ピクセルや、デジタルカメラの,4900ピクセルの画像とは、一般的な13インチ~15インチのノートパソコンを2つ繋がないと、画像が表示しきれない横幅になります。かなり大きい画像だと思ってください。
結果として、デジカメのデータ容量が大きな画像を使って、毎日3枚の画像を載せてページを作ったとしても1,650日かかります。大体4年~5年使って50GBを消費することになります。
当サイトの容量はわずか30MBだけ
ちなみに当サイトはページ数が100ページ~200ページぐらいありますしイラスト素材も使ってますが、
それでも30MB(メガバイト)しか使っていません。
これは、当サイトがHTMLだけで制作している、静的サイトだからということもあります。
1GB=1,000MBなのでギガバイトで考えると、わずか0.03GBとなります。
調べてみて、この容量の少なさには自分でも驚きました。
このようにHTMLだけで作るサイトで、イラスト素材もPhotoshopやペイントなどで軽いデータで作れば、
容量が100KBぐらいの重さで作れます。
そのため、スマホ素材が1枚で2~3MBになる時代に、
わずか30MBしか使わないで100ページのホームぺージを作ることも出来ます。
↓当サイトでは全ページ(ファイル数955)でわずか30MBしか使っていない。
各社「標準プラン」の搭載データ容量は大体100GB以上
レンタルサーバー各社の「標準プラン」や、法人向けの「ビジネスプラン」では一体どれくらいのデータ容量が提供されているでしょうか?
実は多くのプランでは、データ容量が100GBを超えています。
最近では大容量化していて標準プラン(月額料金1,200円~1,500円)のプランの多くでは、200GB~300GBものデータ容量で提供されています。
標準プランまとめ(データ容量の比較)
ビジネスプラン(月額3,000円~5,000円)のデータ容量
ビジネス用にレンタルサーバーを考えている場合、3,000円ぐらいからのプランがおすすめになります。
料金は標準プランよりかかりますが、メール設定や移転を無料で代行してくれるサービスがあるプランもあり、
法人にはこちらが人気になっています。
会社名 |
容量 |
月額料金 |
エックスサーバービジネス |
300GB |
5,016円 (1年割:3,800円) |
CPI |
500GB |
4,840円 (1年割:4,180円) |
動画でも1表示あたり10GB~20GBのデータ容量で制作することもできる
また、画像ではなくて動画ではどうでしょうか?
動画を載せる場合、ほとんどの方はYoutubeを活用することになると思います。Youtubeで作った動画をワードプレスなどに載せる場合、
動画のデータはYoutube側、つまりGoogle管理のWebサーバーにかかります。そのためレンタルサーバーで消費する容量は0となり容量には影響しません。
企業のホームぺージなどでは、オリジナル動画をホームぺージに入れて載せている会社もあります。
こちらについても、Googleが容量が多い動画を載せることを「非推奨」とする傾向にあり、動画でも軽いデータを載せるようになってきています。
動画を得意とするホームぺージ制作会社に頼めば、10MB~20MBといった容量で動画を作ってくれます。
そのため、動画制作においても軽いデータで動画を作るようにすれば、容量はもとよりアクセス数が多くなった時でも、
1時間に10,000アクセスも同時接続が来た。といったことがなければ、ミドルスペックのプランでも対応できることになります。
レンタルサーバーを比較しよう
データ容量については各社とも100GB以上あるのが現状なので、
レンタルサーバーを選ぶ要素としては、あまり重要な要素とは言えなくなってきています。
レンタルサーバーのプラン選びは「データ容量」だけでなく、「CPU&メモリ」や「Webサーバーソフト」など他にも様々な要素が関わってきます。
料金が気になるのであれば「料金」を。
安定性を求める場合は「稼働率」を。高速化を求める場合は「CPU&メモリ」や「Webサーバーソフト」について比較記事を読んでもらえると良いと思います。
以下のページで他の要素についても詳しく比較していますので、検討の判断材料にして下さい。
設定が不得意な方は:「ワードプレス簡単インストール」
安定性を求める方は:「稼働率」
この記事の著者・プロフィール
Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。
これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。
ー当サイトは一部PRを含みますー