ドメイン取得への道

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「BASE」対「STORES」ネットショップ構築サービス2社の徹底比較

BASE(ベイス)とSTORES(ストアーズ)はどちらも月額料金0円プランを提供する「ネットショップ構築サービス」になります。

2社とも無料でネットショップを簡単に作れるため、 開業にあたりコストの負担が発生しないのが特徴になっています(ただし商材を販売した分だけ販売コストはかかります)。

BASEはこれまでに開設した人が170万アカウントにもなり、STORESも毎月1万以上も登録アカウントを増やしています。

このページでは、2社のサービスについて詳しく比較をしています。

BASE
フリープラン
STORES
フリープラン
初期費用 0円 0円
月額料金 0円 0円
販売コスト 6.6%+40円 5%
入金サイクル 申請から10営業日
申請から翌営業日(+1.5%)
月末締め翌月末払い
入金コスト 20,000円以上(250円)
20,000円未満(750円)
10,000円以上(275円)
10,000円未満(550円)
アプリ 80種類以上 40種類
無料テーマ 10種類 48種類
有料テーマ 100種類以上
HTML編集 〇できる ×できない
登録数 無制限 無制限

まず、2社の主だった特徴を説明します。

BASEの特徴

BASEはフリープランであってもサービスが充実していて、さらに年々その内容が改善されています。

販売コストだけで考えると競合のSTORESの方がお得になっていますが(BASE6.6%+40円に対してSTORESは5%)、それでもBASEの登録数が170万件になっているのは、 それだけサービス内容が評価されているからでしょう。

さらに2022年4月からは有料プラン(販売コスト2.9%とかなり低い)が始まり、これまでウィークポイントだった販売コストの問題が解決されました。

機能を実装するアプリも増えてきているので、最初にコストをかけずに始めるネットショップ開設サービスとして、今後さらに充実していくでしょう。

STORESの特徴

STORESの特徴はフリープランでは最も低い販売コスト(5%)と、STORESレジ、でのサービスが充実していること。

月額料金・販売コスト

フリープラン
BASE
フリープラン
STORES
フリープラン
初期費用 0円 0円
月額料金 0円 0円
販売コスト 6.6%+40円 5%
有料プラン
BASE
有料プラン
STORES
有料プラン
初期費用 0円 0円
月額料金 5,980円 2,178円
販売コスト 2.9% 3.6%

では実際に2社の主だったサービス内容について、比較していきたいと思います。

まずは月額料金など販売コストなどネットショップの維持にあたってかかるコスト面を解説してます。

初期費用、月額費用は2社とも0円となりますので、当然ながら業界でも最低水準になります。

その分、1件販売できた時の販売コストが他社より高くなっています。 BASEは6.6%+40円。STORESは5%の販売コストになります。

ただし月商が増えてきた時に、有料プランへの乗換えも出来るようになっています。 大体、月商が15万~18万ぐらいまで増えてくると有料プランへ乗換えした方がコストが下がります。

月額料金が発生しない分、月商10万円ぐらいまではコスト的に大変お得なプランになっています。

STORESの方が料率が低くなっていますので、月商0円~10万ぐらいであれば管理費のコストはSTORESの方がお得になります。

しかし、月商が10万円~20万円を超えてくると月額料金を支払った方がコストが低くなります。 この場合、有料プランへの乗換えを検討することになります。2社とも有料プランがあります。

有料プランの場合、2社の販売コストの低さが切り替わるのは月商で考えると55万円になります。 これ以下の月商であればSTORESがお得で、55万を超えてくるとBASEがお得になります。

制作面

BASE STORES
アプリ 80種類以上 40種類
無料テーマ 10種類 48種類
有料テーマ 100種類以上
HTML編集 〇できる ×できない
登録数 無制限 無制限
それぞれの違い

まずSTORESはHTMLの編集が出来ませんが、BASEではHTMLの編集が出来ます。また無料プランだけで言えばSTORESが48種類で多くなっています。 有料プランも検討できるならBASEが多く、70種類近いテーマを揃えています。

どちらも簡易的にデザインが作れる「かんたん編集」ができます。ただし基本的な部分だけの編集になります。

無料プランだけならSTORES

無料プラン限定で考えているのであれば、BASE10種類、STORES48種類になるのでSTORESを選んだほうがデザイン性のあるECを持てます。

有料プランやHTML編集が出来る人はBASE

有料プランを購入する予定があったり、HTMLを編集できる人はBASEを選んだ方が良いでしょう。

アプリの充実度はBASE

提供されているアプリの数はBASEが80種類、STORESが40種類となりBASEが充実しています。どちらもアプリの開発が行われているので、毎年追加のアプリが実装されています。

入金サイクル&入金コスト

BASE STORES
入金サイクル 申請から10営業日
申請から翌営業日(+1.5%)
月末締め翌月末払い
入金コスト 20,000円以上(250円)
20,000円未満(750円)
10,000円以上(275円)
10,000円未満(550円)

「BASE」や「STORES」が向いている人

BASEもSTORESも初期コストがかからないため、コストをかけずにネットショップを始めてみたい人に向いています。

だからと言って提供されているサービスが薄いかと言うとそうではなく、ネットショップとして充分すぎる連携アプリが提供されていますし、 現在も開発が行われているので年々サービスが改善されています。

自分で作ったものを販売してみたい人や、まずは月商10万をイメージする人向け

ネットショップ構築サービスは、他にもShopify、makeshop、Futureshopなど数多くありますが、どちらかと言うとこちらは もっとちゃんと作りたい人向けのサービスになっています。

法人企業としてもっと頑張りたい人はShopifyなどを検討しても良いと思いますが、 1人、2人で始めたい、まずはと考えている方はBASEやSTORESの方が良いでしょう。

どれが良いのかわからないなら、とりあえず「BASE」が正解

販売コスト面で考えた場合、月商50万ぐらいまでならSTORES。それ以降はBASEになります。 BASEの販売コスト2.9%は業界最低水準になります。

ネットショップ構築の充実さで考えるならBASEだと言えます。

ただし実店舗やイベント販売なども考えているのであればSTORESになります。

この記事の著者・プロフィール

shiba

Web制作を始めて約20年(HTML/CSS、Photoshop、Webマーケティング)。2005年から当サイトの運営を開始。 これまでに300個以上のドメインを取得、10社を超えるレンタルサーバーを利用してきました。

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